社団法人日本旅行業協会会長
新町光示殿
国土交通省総合政策局観光事業課長
花角英世
北朝鮮に対する旅行の取扱いについて
平成18年7月5日未明より複数回にわたり、北朝鮮から、弾道ミサイル又は何らかの飛翔体が発射されました。北朝鮮による今回の弾道ミサイル又は飛翔体の発射は、我が国の安全保障や国際社会の平和と安定、さらには大量破壊、兵器の不拡散という観点から重大な問題であり船舶・航空機の航行の安全に関する国際法上の問題であること等極めて憂慮すべき事態です。また、現下の情勢にかんがみ、北朝鮮に渡航する国民の生命等に対し危険が及ぶ可能性も否定できません。このような状況を総合的に勘案して、外務省では、北朝鮮に対する渡航情報(危険情報)を「渡航を自粛してください。」に引き上げたところであり、今後、当分の間、北朝鮮に対する旅行については下記のとおり取り扱うよう、貴協会の傘下会員各社に対し、周知徹底を図られたい。
記
1.北朝鮮を目的地とする企画旅行については,企画・実施しないこと。
2.北朝鮮を目的地とする手配旅行については,旅行者に対し外務省の危険情
報を記載した書面を交付し,その趣旨及び内容を説明し、旅行を取りやめる
よう勧めること。