世界に名だたる8千M峰のアンナプルナ連山と、天を切り裂く聖山マチャプチャレが氷の屏風のごとくポカラの背後に立ちはだかっています。

ヒマラヤの雪峰の大パノラマはまるで手を伸ばせば触れられるくらい近くに感じられますが、ポカラは寒々とした氷河の上にあるのではなく、低地で亜熱帯的な気候の過ごしやすい所です。ポカラは標高は900Mだけです。

ポカラはインドとチベット間の通商路における重要な中継地としての昔に遡れます。インドからは穀物、黒砂糖などの日常生活用品がチベットへ、そしてチベットからは岩塩と羊毛などがインドへポカラを通って運ばれました。現在はこの交易はほとんど途絶えましたが、当時のチベットへ向かう街道には整備された石畳の道、休み場等の名残はまだ見られます。
ポカラは高山病の心配はなく、ホテルに寛ぎながらヒマラヤ連山を満喫できる地として世界で知られています。
今からが最高の観光シーズンになります。8000m級の山並みを堪能してください。